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Wyscoutのタクティカル(広角)映像を直接Hudlへ送信可能に

Wyscoutのプレイリストで作成した「タクティカル(広角)映像」を、そのままHudlライブラリへ直接送信できるようになりました。わずか数秒・ワンクリックで、タグ付けやクリップ作成、チーム内での共有をスムーズにできます。

これまでWyscoutのプレイリストをHudlへ送信する際は、TV中継(ブロードキャスト)映像が基本でした。しかし、今回の機能アップデートにより、送信時に「タクティカル映像」を自由に選択できるようになります。分析の目的に応じて必要な画角は異なりますが、送信の時点で最適なアングルを選べるようになったことで、後から映像を編集し直す手間はもう発生しません。

WyscoutとHudlの連携機能を初めて使う方も、日常的にワークフローへ組み込んでいる方も、まずは以下の重要ポイントをご確認ください。

Hudlライブラリに届くデータ

送信ボタンを押してからわずか数秒で、選択したアングルのプレイリスト全体がHudlライブラリに反映されます。

取り込まれた動画は、ライブラリ内の他のコンテンツとまったく同じように扱えます。クリップの切り出し、タグ付け、プレイリストの再編成、指導スタッフへの共有もスムーズです。自チームの練習や試合の映像と同じ場所・同じログイン情報で一元管理できます。

「タクティカル」と「ブロードキャスト」の使い分け

どちらのアングルを選ぶべきかは、「分析で何を確かめたいか」によって決まります。

  1. TV中継(ブロードキャスト)映像: ボールの動きを中心に追う一般的な画面構成です。アクションが強調されるため見やすく、選手や指導スタッフ向けのミーティングで映像を見せる際に適しています。
  2. タクティカル(広角)映像: ピッチ全体を常に俯瞰で捉えます。画面固定のワイドカメラにより、試合のほぼ全体を通してフィールドプレイヤー全員がフレーム内に収まります。これにより、「ボールから離れた位置で何が起きているか」という、戦術(タクティカル)分析の核心部分を可視化できます

例えば「守備ブロックの形成」を分析する場合、4バックがラインをどう維持しているか、プレッシャーがかかった際のライン間の距離、サイドバックの絞りや幅の取り方などを把握するには、ボールから遠く離れた位置にいる選手の動きが不可欠です。中継映像の画角では、こうした画面外の動きは映し出されません。ハイプレス、ボール非保持時の動き、ネガティブトランジション時のリスク管理(レストディフェンス)、可変システムの確認なども同様です。

一方で、セットプレーの分析には両方のアングルが役立ちます。コーナーキックでは、ターゲットの動き出し、スクリーン、こぼれ球へのリスク管理が同時に発生するため、全体の構造を把握できるタクティカル映像が威力を発揮します。同時に、キッカーのミートの瞬間やボール軌道を正確に見るには中継映像が適しています。セットプレーに力を入れているアナリストチームでは、両方のアングルを揃えて分析に活用するのが一般的です。

実務においては、戦術分析や構造の把握には「広角映像」、プレゼンやミーティングには「中継映像」というように使い分けるケースが多く見られます。送信時にアングルを指定できるため、用途に合わせた最適な素材が手元に届きます。

プレイリスト送信の手順

操作はすべてWyscout上で完結します。動画クリップを選び、希望のアングルを指定して送信ボタンを押すだけです。数秒後にはHudlライブラリに完了通知が届きます。

途中でファイルをダウンロードする作業は一切発生しません。エクスポートしたファイルを探して名前を変更し、別の場所へ再アップロードする手間も不要です。チームの他のスタッフがアクセスできない個人PCのダウンロードフォルダに、映像クリップが埋もれてしまう心配もありません。映像はシステム間でスムーズに移動し、スタッフの皆様が普段お使いのプラットフォーム上に直接表示されます。

週に何試合もの分析をこなすアナリストにとって、こうした手間の削減の積み重ねこそが大きな差を生みます。タクティカル映像の価値は、手軽に手に入ってこそ発揮されます。

※手順の詳細や、映像が反映されない場合の対処法についてはヘルプセンターの記事をご覧ください。

Wyscout上の試合のクリップを、Hudlライブラリのプレイリストに送信しましょう。

ステップ・バイ・ステップ・ガイド

送信後の映像の活用方法

Hudlライブラリに届いたプレイリストは、チームの分析ワークフローにそのまま組み込めます。

Hudl Sportscodeを使用するアナリストなら、コードウィンドウやタイムラインを活用して、より詳細な戦術分析(コーディング)が可能です。Insightを組み合わせれば、Hudl Statsbombの指標を動画上に重ね合わせた高度なデータ分析も実現します。さらにStudioを使えば、図形やグラフィック(描画機能)を追加して、ミーティングに最適な視覚資料を作成できます。

これこそが「Hudl Pro Suite」の強みです。分析の最初の段階で最適なアングルを選択することで、その後の分析・共有フロー全体が格段に効率化されます。

スカウティング・補強検討での活用

このワークフローは、スカウト・強化部門からテクニカルスタッフ(分析担当)へのスムーズな引き継ぎにも活用できます。 

スカウトが注目選手を見つけた際、次に確認すべきなのは「オン・ザ・ボールで何をしたか(ハイライト)」ではなく、「チームの陣形の中でどう振る舞っているか」です。これは個人のハイライト動画でわかることとは異なり、ピッチ全体を収めた広角映像が必要となります。

プレイリストをHudlライブラリに保存すれば、評価を行うスタッフが必要とするアングルで、すぐに映像を確認できます。テクニカルスタッフはピッチ全体の映像で分析を行い、指導スタッフはチームに適合するかを議論するために中継映像を使用する——といった使い分けが可能です。ファイルのやり取りや、同じプレイリストの別アングルを再リクエストする手間は一切発生しません。

スカウト部門とパフォーマンス分析部門が分かれているクラブにとって、映像のアングル以上に「共有の保存先が一つにまとまっていること」自体が大きな価値を持ちます。どちらの部署も、同じタグ付けがされた同じ映像を、普段使い慣れたプラットフォーム上でそのまま活用できるからです。

今すぐ始める

タクティカル(広角)映像は、Wyscoutライブラリ内の幅広いリーグ・大会の映像に対応しています。WyscoutアカウントとHudlライブラリの連携が完了していれば、今すぐこの機能をご利用いただけます。

 

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